お客様のご用命『エンジンが掛からない』とのことで、早速現象を確認してみることにしました。
エンジンスターターを回してもウンともスンとも言わない状態で、計器類も全く反応点灯しない状態でバッテリーが完全放電した時の状態に似ていました。
お客様もバッテリー上がりかも知れない。とのことでした。
いずれにしてもバッテリーは何年も替えていなかったので交換して欲しいとのことだったので、とりあえずバッテリーを交換してみました。
それでも、現象は変わらず。
今度は、サーキットテスターを使ってIGON時に12ボルト電圧がバッテリー周辺回路のどこまできているのか調べました。
そうすると、ある回路の前で12ボルトから急激に電圧降下して2Vになってしまう部位を見つけました。
それが、一番最初の写真のバッテリーのプラスターミナル(バッテリープラス端子から直にでている配線)です。
何故そんなことが起きてしまったのかというと、この車の場合プラスターミナルは銅で出来ていたのですが、経年劣化と走行状態に管理状態などによって、プラスターミナルが酸化してしまって酸化銅になってしまってほぼ電気を流さなくなってしまったことによるものだと思われます。
以上のことから、酸化してしまっている部分を磨いて取り除き、尚且つ食用酢(酢酸)に酸化銅を漬ける込むことによって、化学変化の還元作用によって、もとの銅に戻してあげて整備完了です。
無事エンジンも掛かるようになって一見落着です。
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