確かに走行テストで現象確認できました。
一度Hに上がってもCに落ちてきて暖房の効きが悪くなり、アイドリング時でもHに上がった水温が除徐に落ちてきてしまいました。
ここで、三つの要因が考えました。
一つは、メータそのものの不具合。
二つ目は、水温センサーの不具合。
三つ目は、サーモスタットの不具合。
消去法で消していくことにしました。
もし、メーター本体の不具合であれば水温計でなくスピードメーターや燃料計にも不具合が出てもおかしくないだろうと思い消去。
二つ目の水温計は、外部診断機をつないだところダイアグコードが残って無かったのでこれも消去。
残るは、三つ目のサーモスタット、閉じたままで固着しバイパス通路を塞げばオーバーヒートにもなりえるし、開いたまま固着すればオーバークールにもなりえる。しかし、この現象は、水温計が上がったり下がったり、サーモスタットがはたして閉じたり閉ったりして固着を繰り返すものだろうか、正直半信半疑なところもありました。しかし、可能性としては、一番高いのでサーモスタットを外して直接点検してみることにしました。
かなり狭い所にサーモススタットが取り付けてありサービスホール(作業をするためのスペース)を作るのが大変でしたが、周辺部品を取り除いていき、サーモスタットを脱着しました。
○印の部分に傷を発見しました。これは、サーモスタットが開閉時に引っ掛かりバイパス通路の開け閉めが上手くいっていないことを表します。つまり、水温計の上がり下がりの原因はここにあったということです。
まず、一目でわかるのが新品と旧品で形、大きさが違います。おそらくサーモスタットの故障が多く出たので改良されたのでしょう。新品の銅色の部分は、しっかりとセンターが取れていましたが、旧品は、センターが取れてないため引っ掛かりがでてしまったのでしょう。
原因が分かったところで、新品のサーモスタットに交換し、脱着時こぼれた容器に入ったLLCを戻し、走行テスト、エンジンをしばらく掛けた状態にしても水温計が上がり下がりすることなく一定になりました。これで安心して通勤にも使えるお車になりました。途中で脱着時にこぼれた容器に入ったLLCとありましたがこれは、交換時期、LLCが汚れていないのに新しいものを使ったらその分コストがかかりお客様の立場に立った真の整備になりません。田中自動車は真の整備を目指して日々邁進していきますのでこれからも宜しくお願いします。
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