三台の車が絡む事故で前の車が対向車と正面衝突し、その車が跳ね飛ばされてお客様の車に衝突したというなんとも不運な事故でお客様にお怪我がなかったのが何よりの救いです。お車は簡単ではないですが直ります。しかし、人間となるとそうともいえないですからね。フロントから右にかけてだいぶ損傷し、足回りも測定の結果狂っていましたし内部の骨格まで損傷していました。まだ新しい高年式低走行のお車です。田中自動車が責任を持って新車のように直します。
右フェンダーを外し、内鈑を見てみると各部の配線は引きちぎれ、ショックアブソーバーも曲がっていてエンジンオイルのエレメントまで傷ついていました。右フェンダー取付面もかなり歪んでます。お車そのもののバランスがたもたれていない状態です。フロントから右にかけてだいぶ損傷し、足回りも測定の結果狂っていました。ショックアブソーバー、ナックル、ハブベアリングを交換し再度サイドスリップテスタで測定し車がまっすぐ走るか見なければなりません。
右フェンダーエプロンを修正するため、お車を四方から太いチェーンで固定し、前方から専用工具で引っ張り出すような形でフェンダーエプロンを修正します。その際には、専用工具と損傷部位の間に鉄板を噛ませ溶接し絶対に外れないような形にしながら、かなり強い力で引っ張り出します。
修正作業も何度も何度も計測器で左右対称性を確認しながら丁寧に行っていきます。これをしっかりと行っていなければ後々交換部品も取付が上手くいかず、隙間が出てしまったりします。何より車体そのもののバランスが狂っているわけですから、納車後の走行にも関わってくるのです。
フェンダーエプロンの修正が終わりフェンダーの土台となるフェンダーエプロンリーンホースをスポット溶接により取付を行います。左上の三角形の形をした部品です。
調色準備に入ります。ベースになるカラーを決めるのにコンピューターの専用ソフトを使い色の調合の量を割り出します。一つのベースとなる色を作るのに9つの色を使います。
ベースのカラーを作るのに先ほど、コンピューターで割り出した色を精密な計測器で測定し1分の違いもない塗料の量の測定をしていきます。
そして、塗装の際一番の要で難易度の高い調色です。まず先ほど作ったベースカラ―を調色ペーパーに吹き合わせて、目で見て色があったら、鮮やかさ・明るさ・暗さ・輝きなどを角度を変えて見て、再度ベースカラ―に微量の様々の塗料を足し、調色した何種類もの色を噴いた調色ぺーパーを車体に貼って見る角度、光の当たる角度を変えて見ます。天候・風・光・影などに大きく左右されますので、何度も車の角度を変え行います。何度も調色用のペーパーを塗装し貼り直して「これだ!」と思う色がでるまで妥協は絶対しません。
養生し、調色した色を塗っていきます。ベース色と調色カラーを両方使いながら色を合わせていくこともあります。
新車時よりも美しくの精神でまるで真の新車が出来上がりました。
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